はじめに
UV印刷機で擬似エンボスや蒸着紙印刷、フィルム印刷などを印刷する場合、通常の4色印刷に加え、特殊版のデータを作成する必要があります。ここでは、データを作成する方法を簡単にご説明いたします。
なお、ご自身でデータを作成することが難しい場合、弊社にてデザイン及びデータの作成を行うことも可能です。特殊版のみの作成も承りますので、お気軽にご相談下さい。
対応アプリケーション
Illustrator CS5まで
Photoshop CS5まで
PDF X/4 準拠
- カラーモードは必ずCMYKで作成して下さい。
- 通常のCMYKデータと特殊版(1c)のデータは別ファイルで作成して下さい。
- Illustratorで作成する場合、文字はアウトラインをとって下さい。
擬似エンボスのデータ作成における注意点
UV印刷で擬似エンボスを表現する際、CMYKの色を印刷後、OPニスと言われる特殊なニスを印刷します。OPニスはコーティングする艶ニスを弾く性質をもっており、これにより擬似エンボスを発生させます。つまり、OPニス版のベタ部分はニスが弾かれるためツヤが消え、白部分はニスがのるためツヤが出ます。
また、OPニス版は網点は表現できません。グラデーションも上手く表現されませんのでご注意ください。
蒸着紙・フィルム印刷のデータ作成における注意点
印刷に使用するインキは透明です。そのためアルミ蒸着紙やフィルムへ印刷する場合、デザインによっては白インキを印刷する必要があります。
- フィルムへの両面印刷など、完全に不透明な白にしたい場合、同一の白版で2〜3回重ねて印刷する必要があります。
- 特殊原反へ印刷を行う場合、データのイメージと完成品のイメージが異なる場合がございます。あらかじめご理解ください。
- 特殊原反への擬似エンボス加工も可能です。詳細はお問い合せください。
データ入校について
作成したデータの入校方法は各種メディア、およびインターネットを利用して弊社までお送りください。
インターネットを利用した入稿の場合は、ファイルストレージサービス等をご利用ください。
※上記サービスについてのご質問は、各サイトへお問い合わせください。